前回の記事ではミートファクトリーの仕事開始までの流れについて書きましたが、今回は仕事内容やお給料、勤務形態などについて書いていこうと思います。
仕事内容
私は Kii Floor の一角にある Offal room というところで働いています。
※ Offal: 内臓
牛が解体される過程で出てくる臓器が集められるところ。
ここでは女性が6人ほど働いていて、それぞれ役割分担をしています。
臓器を洗ってビニール袋や段ボールに詰めていくのが私の主な仕事です。
牛の種類や臓器によって大きさも様々で、大きなものの場合肝臓一つで12キロほどのことも。
牛の尻尾に毛がついていないかチェックする等の繊細さも求められますが、全体的にスピーディーにこなす必要があります。
‼︎ 気をつけてほしいポイント
眼鏡ではなくコンタクトレンズで行かれることをお勧めします!
Offal room の中と外では温度差があり、眼鏡だと曇るため。
※ 外でお肉をカットする人の中には眼鏡をつけている人もいますが、ポジションが確定するまではコンタクトで行くのが吉。
お給料
私はカジュアルポジションで、時給 28.26 ドルです。
一日あたり8〜9時間勤務で、weekly wage は 大体900〜950ドルになります。
Payslip( 給与明細 ) は会社指定のアプリからダウンロードできます。
※ 2024年3月10日追記:
勤務開始から4ヶ月経ち、お給料がUPしました!
現在時給は29.56ドルです。
勤務時間
AM 6:15 開始
AM 9:30頃 30分休憩
PM 12:30頃 30分休憩
PM 2:30〜3:30頃 終了
捌く牛の数によって忙しさが変わります。
日によりますが、その数約200頭。さすが、人より牛の多い国、、🐮
働いている人の国籍
オーストラリア人の他に、ベトナム、中国、インドネシアの人が多く在籍しています。
日本人は私を含めて3人、韓国人もちらほら、でもベトナム・中国が多数派です。
必要な英語力
様々な国籍の人が働いているので、色々なアクセントに慣れる必要があります。
テストで測るようなリスニング力よりも、その場でこの人が何をして欲しいのか想像して判断する瞬発力の方が重要に思います。
仕事自体に高度な英語は求められませんが、仕事以外の時間で同僚と会話ができる英語力があると精神衛生的にも良いかと思います。
大変なこと
とにかく体が大変です!
最初は体力がなさすぎて、ランチを食べる元気もないくらいでした。
特に、 Fat と呼ばれるパーツが大きなワゴンに溜まっていくのですが、それを Offal room に持って帰って箱に入れていく作業が一番大変でした。
ぬるぬる滑るので、気合を入れないと持ち上げても持ち上げても終わらない。。
私のポジションは指を沢山使うので、親指と人差し指の間が痛くなります。
重たいものを持ち上げるので腕と肩も筋肉痛になりますが、2週間経った頃から徐々に慣れてきました。
多くのワーホリメーカーはカジュアルポジションなので有給はありません。
(年末年始は2週間工場が close します)
事前に会社が解雇通知をする義務もないので、突然クビになる可能性もあります。
そういったリスクがあるので時給は高めに設定されています。
良かったこと
工場内の湿度が高い&メイク禁止なので、お肌のコンディションは良好です!
特に紫外線の強いオーストラリアではファームジョブをすると日焼けが気になるところ。
それから、作業着が毎日支給されて退勤時に返却するので、洗濯物が最小限で済むのも良いです。
一番良いのは、なんといってもシフトが安定していることです。
ファームジョブは天候に左右されるし、以前いた野菜のファクトリーもオフシーズンがあったので、ミートファクトリーはその点とても良いです。
※ 年間を通して忙しさはあまり変わらず、強いて言えばクリスマス前が繁忙期
体はきついけど、その分筋肉もつきます!
同僚のオーストラリア人の女の子も、毎日ジムに来てるみたいだよね〜と言っていました😆
あとは2週間に一度BBQがあり、職員の方がお肉を焼いてパンやソースを用意してくれます。
現在クリスマス休暇中なのですが、休暇前の最後の出勤日に会社からお肉の詰め合わせのプレゼントがありました!
sweet mastard と一緒に食べるオージービーフは最高です🤤
まとめ
大変な仕事ではありますが、良い経験になることも間違いなしです。
何より、こういう仕事をする人がいるからお肉が食べられるんだと感謝できるようになりました。
これからセカンドビザ・サードビザを取る方の参考になれば幸いです。
それでは🌷